【上映】
映画「悲しみは地下鉄で」名古屋・広島にて上映決定!
2~3月にかけて東京池袋シネマ・ロサで実施され大好評を博した
ミュージックライクな映画イベント<MOOSIC LAB>。
この名古屋・広島公演にて、映画「悲しみは地下鉄で」の上映が決定しました。

<名古屋> SPOTTED758/VOL.7
MOOSIC LAB@名古屋シネマスコーレ
4/28(木)19:45
『悲しみは地下鉄で』
監督・出演:永野宗典(ヨーロッパ企画)音楽:モーモールルギャバン
『シロメ』
監督/白石晃士 出演/ももいろクローバー

<広島> MOOSIC LAB in 広島@横川シネマ!!
『ロックンロールマジック』
『making of ロックンロールマジック』
『悲しみは地下鉄で』
4/30(土)12:20 
5/2(月)18:40 
5/6(金)20:30

【完成披露上映会】
2010//12/11(土 ) 京都・クラブメトロ

【上映会】
「堀川中立売」+「悲しみは地下鉄で」
2011/1/15(土)~2/4(金) シアターN渋谷

[特別上映(招待制)]
2011/2/17(木) 渋谷WWW
2011/2/20(日) 心斎橋MUSE

☆たくさんのご来場、ありがとうございました。

 

モーモールルギャバンの名曲「悲しみは地下鉄で」にインスピレーションを受けた永野宗典(ヨーロッパ企画)が、映画監督として京都を舞台にメガホンを取った!
共に京都を拠点にしながら全国規模で活動する2アーティストによる、<コラボレート>という横文字が似合わない奇跡の正面衝突。

永野宗典(ヨーロッパ企画)が、モーモールルギャバンの楽曲「悲しみは地下鉄で」からインスピレーションを受けて監督・脚本・主演の全てを担当した短編映画。
ドラマ出演など多忙な俳優業の傍ら、永野監督が2ヶ月間に渡って京都の町中を昼夜問わず撮影し続けたという、総カット数820にも及ぶ映像を20分に凝縮した意欲作。主人公の住む4畳半の部屋から世界的な観光名所まで、誰もが思い描く京都の情景の中で、日常・非日常が交錯する、独自の<情けなくも、美しい>世界が描かれている。
監督が所属する劇団“ヨーロッパ企画”からは永野の他に、山脇唯・石田剛太・中川晴樹・酒井善史など多数のメンバーが出演。楽曲を担当するモーモ-ルルギャバンのゲイリー・ビッチェ、T-マルガリータ、ユコ・カティの3人も、映画では“ある形”で出演を果たしている。
2010年12月11日、タイトルを髣髴とさせる“京都クラブメトロ”にて行なわれた「完成披露上映会」には、開場前から地下道に長蛇の列。終演後には、立見も含め超満員の観客から惜しみない拍手が送られ、東京をはじめとする他都市から上映会を求める依頼が殺到した。また映画の一部はミュージックビデオとしての側面があり、こちらは各テレビ局の音楽番組を中心にオンエアされていく予定。

■モーモールルギャバン
http://sound.jp/mo-lulu/
‘05年、ゲイリー・ビッチェが半ば強引に友人を説得して京都を中心に活動を開始した、ゲイリー(ドラム&ボーカル)、T-マルガリータ(ベース)、ユコ・カティ(キーボード&ボーカル)の3人編成によるバンド。’09年にリリースしたアルバム「野口、久津川で爆死」が、第2回CDショップ大賞・関西ブロック賞を獲得。’10年に「悲しみは地下鉄で」を収録したミニアルバム「クロなら結構です」をリリースし、音楽専門誌などから「2011年のブレイク必至アーティスト」として一気に注目を集める中、3月16日にアルバム「BeVeci Calopueno」をリリースする。

■永野宗典(ヨーロッパ企画)
http://www.europe-kikaku.com/
'98年に同志社大学内で結成された劇団「ヨーロッパ企画」の旗揚げメンバー。舞台作品である「サマータイムマシーン・ブルース」や「冬のユリゲラー」が本広克行監督によって映画化(「冬のユリゲラー」は「曲がれ!スプーン」として公開)されるなど、注目を集める彼らのほぼ全作品に出演。その一方、外部の舞台・映像への出演や、ラジオパーソナリティとしての活動も。'08年、監督を務めた短編クレイアニメ「黄金」が、第1回デジタルショートアワードにて総合グランプリを獲得するなど、役者のみならず脚本・演出家としても活躍中。

今まで彼を見守ってきましたが、1つの集大成と言うべき作品ですね。作り終えた今、彼はもうなにも作れないんじゃないかと。持ち上げるだけ、持ち上げても、いいじゃないかな(笑)。観終わった後に、ホントに良かったら心から温かい拍手をしていただいて、さらに良かったら、ぜひ、彼に向けてスタンディングオベーションをお願いします。

・・・本広克行(映画監督「踊る大捜査線シリーズ」「サマータイムマシン・ブルース」「曲がれ!スプーン」)

モーモールルギャバン、大好きです!!!!
あの地下鉄乗ってみたい。

・・・成海璃子(女優)
京都の地下鉄って、なんとも無機質やなぁと、思いました。
僕は地下鉄マニアでもあるのですが、世界でいちばん無機質なのは、京都の地下鉄かもなぁと、この映像観て、曲聴い
て思いました。
ちなみに今まで乗った地下鉄の中やったらブタペストの地下鉄がいちばん有機的でした。

この映像には、すけべであること、愛をエネルギーに変えて世界市民に向かって放つことと、そこへの不安、逃げ、確
認すべてが、ぬるっちょろ~い京都のカッフェ~な雰囲気の中、まるで冷えた弁当箱のような地下鉄の横で、横たわ
っている。それは、大したことあるようで、大したこと無く、大変かっこ悪い。

京都のある側面だけを切り取った無機質な風景の中で、モーモールルギャバンの歌や演奏は、溢れ出す感情を形にする
こともままならず、行き場を失って、京都のぬる~ん、ぴっちょ~んと、冷蔵庫から出しといた和菓子みたいにぬるい
雰囲気の中、忘れられたゲロみたいに放ったらかしにされてる。

最低やけど、こんな日、知ってるわ。
京都いるとき、二週間に一回くらいこんな感じやったかもなぁ。
ドラムの6連のフィルのあとのダウンビートの突っ込み。
なんかトラウマを覚える…。

曲のラスト、映像の点描が続くらへん、重なってははぐれてゆくようなコーラスとピアノに体温を感じました。
頑張れ、モーモールルギャバン!

・・・岸田繁(くるり)
永野版「トゥルーマンショー」の開幕か、はたまた、京都産ショーン•ペンの誕生か、永野宗典本格的監督宣言か。
SF(少しフシギ)が好きで、歳も同じで、絵も描けて。あまりに多数の共通項を感じる永野宗典に嫉妬を覚えずにはいられない。僕にはまだ、こうしてコメントを出す余裕がギリギリあるが、こうした関係が崩れ、本格的なライバルになるのも時間の問題のような気さえしてくる。お願いだから僕らの領域を犯さないで欲しい。役者としてオファーをしなくなったら、本気で嫉妬を抱いている証拠なので覚悟しておいてね。と、そんな器の小さい事を思ってしまうほど、良い短編だった。これまでは感情と技術のバランスが微妙だったが、今回は明らかな技術的な欠落もなく、「安心して」圧倒された。職人、永野監督の誕生だと思う。

・・・筧昌也(映画監督「死神の精度」「ロス:タイム:ライフ」)

永野宗典(ヨーロッパ企画)にはどんどん作品を生み出してもらいたいし、本人にもそう言ってるのだが、このたびヤツが短編映画「悲しみは地下鉄で」を撮った。永野節とも言える文体が奥行きを増している。一筋縄ではいかなくなっている。もっとだ、もっと作れ!

・・・いとうせいこう

監督、脚本、主演…その上、作品がよく出来てる…ホント可愛げがない。永野くんは、誰もが持ってる“漠然とした不安”ってやつを描くのが本当に上手い。特にこの作品では、彼のモノローグとモーモールルギャバンの楽曲が相まって観る者の心を大きく刺激する。生きてる意味?モラトリアム?内容はシュールで哲学的なのにちゃんとエンタティンメントさせるなんて…こんな作品見せられるとこっちのアイデンティティが揺らいでしまう。

・・・冨士川祐輔(フジテレビ・ディレクター)

らしくて、いいなぁ、、と
押しつけない感じの芝居とか、背伸びしない映像とか、
うん、
らしくて、いい、
嫉妬してしまうぐらい、いい、

・・・ムロツヨシ(俳優)

永野宗典は多才だ。演じ、書き、撮る。演じる永野宗典にとてつもない才能を感じていたら、それだけじゃなかった!聞いてはいたが、書いて撮る永野宗典はかなり僕を刺激した。どこまでも続くつぶやきの様なナレーションは彼の中にある役者の時にはなかなか見せない悲しみがある。そして、時には普遍的に、時には攻めるように網膜に焼き付くその映像センスに我々は目を離せなくなるはずだ。『悲しみは地下鉄で』はまさに彼のその才能の最初のプレゼンテーションになるだろう。

・・・森谷雄(ドラマ・映画プロデューサー「ザ・クイズショウ」「33分探偵」)

永野くんは、小さい。永野くんの部屋も、小さい。永野くんが作った映像作品をいくつも見てきたけれど、だいたいその作品はその小さい部屋で作られ、で、だいたい自分が主役で、自分が語り手で、でも、女子が自分の部屋でかわいい猫のイラスト描いてます!よかったら見て下さぃ!的なこじんまり感ではなく、語り口がやたらとシャウトして、オレは現代日本を憂う!みたいなビッグマウスで。案の定、今回の「悲しみは地下鉄で」の短編も、そうで。一方、まぁ自慢するわけじゃないけど、わたくしが作ってる水曜なんとかっていう作品は、オリコンの年間DVDランキングのバラエティー部門で、すべらないなんとかやアメなんとかも押しのけて1位2位をね、まぁ独占したわけですよ。してまぁ、僕が監督したドラマっていうのもまぁね、芸術祭の優秀賞とかね、いろいろとまぁ受賞するわけですよ。でも一昨年の「ショートショートムービーフェスティバル」では、その鼻くそみたいに小せえナガノ作品にね、オレ様の作品が観客投票で負けたりしたわけですよ。悔しいかな。永野自体は小さいけど、その作品はたぶんやたらと大きい何かを潜めてるんですよ。だからね、もうね、世間がそれに気付く前に早く摘み取っておかないと!と思うわけですよ。潰れろ!永野宗典!

・・・藤村忠寿(「水曜どうでしょう」ディレクター)


滑稽で無様でめちゃくちゃ笑えて、でもその直後に訪れるどーしようもなくこみ上げてくる悲しみと切なさ。これぞまさに人生、そしてまさにモーモールルギャバン。

・・・有泉智子(MUSICA)

≪人間てなんですか 
食えるんですか 金になりますか≫
(“悲しみは地下鉄で”歌詞より)――
人間の実存というテーマを悲しくもユーモラスに歌うモーモールルギャバンの本質が、見事に暴き出された短編作品。京都の名所や名もなき風景とともにシュールな映像があとを引きます。

・・・井上貴子(ROCKIN’ON JAPAN)

誰もが「死ぬ」という決まりきったエンディングに向けて進んでいる僕らに、
容赦なく強制的に「生きる」滑稽さを突き付け、
その虚しさこそがシリアスかつドラマティックなライヴなんだと、
胆嚢に注射してくるのがモーモー・ルル・ギャバンだ。
この素晴らしい映像に対して一つだけ忠告するならば、それは――
「永野くんのほうが早くブレイクしちゃうかも………」だけだ。

・・・鹿野 淳(ロック観光協会)

マンプクにはハラペコがマストで、
愛のために別れが大事で、
平和のために戦争が必要で、
虹には雨が条件で、生きるには死が代償で、
残酷な天使に悩まされて、優しい悪魔に励まされて、
「独り」を拒絶して、「一人」に逃げ込む。

そんな僕ら人間の
悲しくて哀しい夢物語。

・・・森田 太 TOKYO FM「スクール・オブ・ロック!」代表

最後まで、ニヤニヤしながら観ました。僕にとって、この映画はファンタジー。
後味良しで、なんか曲書きたくなりました。『悲しみは地下鉄で』は観るや、聴くと言うよりも体験に近い。それは撮影方法なのか編集なのか分かりませんが、コラボにしては濃い世界。好きです。

・・・松本素生(GOING UNDER GROUND、S×O×U)

 

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