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海外映画祭を席巻した『ドロステのはてで僕ら』に続く新作
今度は2分が “ループする” !
新たな時の牢獄=冬の貴船を舞台にした
前人未到のタイムループコメディ !

COMMENT&REVIEW

コメント・レビュー

  • ミコト
  • 貴船神社
  • 桜
  • タク

NEWS

お知らせ

2023.9.20
『リバー、流れないでよ』2023年12月20日(水)Blu-ray発売!

『リバー、流れないでよ』が待望のBlu-ray化!キャストコメンタリー、メイキングなど貴重映像満載の豪華版!

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2023.7.1
TOHOシネマズ日比谷 満員御礼!初日舞台挨拶レポート&東京・京都で舞台挨拶を開催!

6⽉23⽇(⾦)、TOHOシネマズ⽇⽐⾕にて、『リバー、流れないでよ』の初⽇舞台挨拶を開催。

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  • 番頭
  • 貴船神社
  • エイジ
  • ヒサメ

INTRODUCTION

解説

『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半タイムマシンブルース』の脚本や、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』日本語吹替版脚本を手掛ける上田誠率いる劇団ヨーロッパ企画。本作『リバー、流れないでよ』は、世界27ヵ国53の映画祭で上映&23もの賞を受賞した第1弾『ドロステのはてで僕ら』に続き、上田誠が原案・脚本を、映像ディレクターの山口淳太が監督を務める、ヨーロッパ企画制作によるオリジナル長編映画第2弾。

京の奥座敷と呼ばれる貴船を舞台に、繰り返す2分間のループから抜け出せなくなってしまった人々の混乱を描く群像劇。老舗料理旅館「ふじや」で働く仲居ミコト役の藤谷理子(ヨーロッパ企画)、料理人見習いのタク役の鳥越裕貴をはじめ、本上まなみ、早織、そして近藤芳正。更にもちろん永野宗典、角田貴志、酒井善史、諏訪雅、石田剛太、中川晴樹、土佐和成らヨーロッパ企画メンバーも出演。また、乃木坂46の久保史緒里が物語の鍵を握るキャラクターで友情出演を果たす。主題歌として、京都出身のロックバンド・くるりが、EP作品『愛の太陽 EP』の収録曲「Smile」を楽曲提供。木管楽器がフィーチャーされたあたたかいムードの楽曲が、ドラマを盛り上げる。

ロケは、貴船神社と料理旅館「ふじや」の全面協力を得て、2023年1月に敢行。1月24日から、10年に1度と呼ばれる最強寒波直撃による豪雪で撮影中止に追い込まれるも、奇跡のリカバーで2月〜3月に追撮を行うことができ、無事に完成。凛とした静寂を纏う冬の貴船と、2分のループという新たな時の牢獄から抜け出すべく必死な大人たちのギャップが楽しい、前人未到のタイムループコメディがここに誕生した。

STORY

あらすじ
舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。
静かな冬の貴船。ふじやで働く仲居のミコトは、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。
だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。
「・・・・?」

ミコトだけではない、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めた。
ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!

2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまう。
そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。
そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、
それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船の世界線が少しずつバグを起こす。
力を合わせ原因究明に臨む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた―――。

CAST

出演
ミコト役:藤谷理子(RIKO FUJITANI)

藤谷理子

1995年生まれ、京都府出身。幼少期よりバレエを学び、英国ロイヤルバレエなどに短期留学。2016年にヨーロッパ企画「来てけつかるべき新世界」に出演。俳優として舞台、映像を問わず活躍中。2021年よりヨーロッパ企画に入団。近年の出演作品に【舞台】「たぶんこれ銀河鉄道の夜」、「もはやしずか」、「M.バタフライ」、こまつ座「日本人のへそ」【ドラマ】「ももさんと7人のパパゲーノ」(NHK)、「カンパニー~逆転のスワン~」(NHK BSプレミアム)【テレビ】「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」(声の出演/NHK Eテレ)などがある。

タク役:鳥越裕貴(YUKI TORIGOE)

鳥越裕貴

1991年生まれ、大阪府出身。最近の主な出演作に、舞台ではミュージカル「刀剣乱舞」、梅棒 16th showdown「曇天ガエシ」、そして「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」、「いとしの儚」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」では主演を務めるなど他多数出演。その他にTVドラマ「あいつが上手で下手が僕で」、TTFCオリジナル作品「リバイスレガシー 仮面ライダーベイル」、映画『文豪ストレイドッグス BEAST 』、音楽ユニットWINWINのメンバーとして活動するなど幅広く活躍している。

番頭役:永野宗典(MUNENORI NAGANO)

永野宗典

1978年生まれ、宮崎県出身。1998年、ヨーロッパ企画旗揚げに参加。映像作品や舞台への出演も多数。脚本・監督を務めたペープサートアニメ映画『タクシードライバー祗園太郎 THE MOVIE すべての葛野郎に捧ぐ』が、ロサンゼルスとソウルの映画祭で最優秀賞を受賞。NHKラジオ「音で訪ねる ニッポン時空旅」ではパーソナリティを務める。近年の主な出演作品に【映画】『ヴィレッジ』【ドラマ】「わたしの夫は-あの娘の恋人-」(テレビ大阪)、「星降る夜に」(テレビ朝日)、「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」(MBS)【舞台】「少女仮面」などがある。

料理長役:角田貴志(TAKASHI SUMITA)

角田貴志

1978年生まれ、大阪府出身。2004年第16回公演よりヨーロッパ企画に参加。俳優業の傍らイラストも手掛け、さまざまな映像作品やグッズ、広告などにイラストやキャラクターデザインを提供。NHK Eテレ「銀河銭湯パンタくん」では、人形デザインと脚本を担当。近年の主な作品に【映画】『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(脚本)、『I AM JAM ピザの惑星危機一髪』(出演)【アニメ】「リラックマと遊園地」(脚本/Netflix)【ドラマ】「あのときキスしておけば」(出演/テレビ朝日・スピンオフ作品脚本/TELASA)などがある。

エイジ役:酒井善史(YOSHIFUMI SAKAI)

酒井善史

1981年生まれ、京都府出身。2000年第5回公演よりヨーロッパ企画に参加。小道具製作をすることも多く、得意の工作を生かした発明品や電子工作、SFやファンタジー風アイテムの造形もする。NTV「所さんの目がテン!」では実験プレゼンター、KBS「ヨーロッパ企画の暗い旅」ではメインMCを務める。テレビドラマや映像の脚本・監督も数多く手掛ける。近年の主な作品に【映画】『1秒先の彼』(出演)【ドラマ】「あいつが上手で下手が僕で」(シーズン1・2出演/NTV)、「信長未満」(監督・脚本/tvk)などがある。

ノミヤ役:諏訪雅(MASASHI SUWA)

諏訪雅

1976年生まれ、奈良県出身。1998年上田・永野を誘ってヨーロッパ企画を旗揚げ。映像作品や舞台に数多く出演するほか、脚本や映像監督、舞台演出も手掛ける。NTV「探偵☆星鴨」ではシリーズ脚本を担当。「諏訪ミュージカル」シリーズや、舞台「チコちゃんに叱られる!on STAGE」では脚本・演出と作詞を担当。近年の主な作品に【映画】『一度も撃ってません』(出演)【ドラマ】「それってパクリじゃないですか?」(出演/NTV)【舞台】THE GREATEST SHOW-NEN 舞台「ガチでネバーエンディングなスト―リぃ!」(脚本・演出)などがある。

クスミ役:石田剛太(GOTA ISHIDA)

石田剛太

1979年生まれ、愛媛県出身。1999年第2回公演よりヨーロッパ企画に参加。外部の舞台や映像作品にも数多く出演するほか、KBS「ヨーロッパ企画の暗い旅」ではメインMCを務め、LOVE FM「こちらヨーロッパ企画福岡支部」ではパーソナリティを担当。近年の主な出演作品に【映画】『I AM JAM ピザの惑星危機一髪』【テレビ】「所さんの目がテン!」(NTV)【ドラマ】「かっこいいスキヤキ」(テレビ東京系)、「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~Season2」(Hulu)【舞台】「たぶんこれ銀河鉄道の夜」などがある。

スギヤマ役:中川晴樹(HARUKI NAKAGAWA)

中川晴樹

1977年生まれ、愛知県出身。2000年第5回公演よりヨーロッパ企画に参加。映像作品や舞台への出演も多数。脚本と監督を務めた短編映画『恋する極道』が「那須国際映画祭・那須アワード2015」でグランプリを獲得。映画イベント「ショートショートムービーフェスティバル」では長年プロデューサーも務める。ラジオ番組の企画構成も手掛ける。近年の主な出演作品に【映画】『とべない風船』、『たぶん杉沢村』、『POP!』【ドラマ】「今際の国のアリス」(Netflix)、「ギルガメッシュFIGHT」(Paravi)、「何かおかしい2」(テレビ東京)などがある。

猟師役:土佐和成(KAZUNARI TOSA)

土佐和成

1977年生まれ、広島県出身。2004年第16回公演よりヨーロッパ企画に参加。映像作品や舞台への出演も多数。映画『ドロステのはてで僕ら』では主演を務めた。近年の主な出演作品に【映画】『1秒先の彼』、『零落』【ドラマ】「今際の国のアリス」(Netflix)、「魔法のリノベ」(KTV)、「ゲトレ夕暮れ大暴れ」(Paravi)、「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~ Season2」、「彼女、お借りします」(ABC)【舞台】「チコちゃんに叱られる!on STAGE」などがある。

チノ役:早織(SAORI)

早織

1988年生まれ、京都府出身。短編主演作「臭いものには蓋の日」(03/三木聡監督)でデビュー。その後テレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。ヨーロッパ企画とは、2018年の劇団公演「サマータイムマシン・ブルース/ワンスモア」に出演以後、関係が深まっていく。主な出演作に『舞妓Haaaan!!!』(07/水田伸生監督)、『百円の恋』(14/武正晴監督)、『過激派オペラ』(16/江本純子監督)、『光』(17/河瀬直美監督)、『辻占恋慕』(22/大野大輔監督)、『遠いところ』(23/工藤将亮監督)がある。

ヒサメ役:久保史緒里(SHIORI KUBO)

久保史緒里

2001年生まれ、宮城県出身。2016年に乃木坂46の3期生としてデビュー。女優としても活躍するほか、ファッション誌「Seventeen」専属モデル、「乃木坂46のオールナイトニッポン」のメインパーソナリティー、2023年WBC壮行試合で始球式を務めるなど多方面で活躍中。主な出演作に、映画『左様なら今晩は』、ドラマ「クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術」、舞台「桜文」など。出演待機作には、映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』、NHK大河ドラマ「どうする家康」、劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「天號星」がある。ヨーロッパ企画とは舞台「夜は短し歩けよ乙女」、フジテレビ「サマータイムマシン・ハズ・ゴーン『乙女、凛と。』」で共演。

キミ役:本上まなみ(MANAMI HONJO)

本上まなみ

1975 年、東京生まれ、大阪育ち。現在は京都に在住。俳優として数々の映画・テレビ・CM に出演。近年の出演作には、映画『そらのレストラン』(2019年 深川栄洋監督)やアニメ映画『すみっコぐらし』シリーズ(2019年・2021年 ナレーション)、ドラマ「探偵ロマンス」(2023年 NHK)、「パパがも一度恋をした」(2020年 フジテレビ)などがある。またエッセイストとしての評価も高く、初となる夫婦共著のエッセイ集「一泊なのにこの荷物!」(ミシマ社)が好評発売中。

オバタ役:近藤芳正(YOSHIMASA KONDO)

近藤芳正

1961年、愛知県出身。 1976年「中学生日記」出演をきっかけに、1979年 劇団青年座研究所に入所。映画『ラヂオの時間』、NHK大河ドラマ「真田丸」、 舞台「笑の大学」など、三谷幸喜氏の作品に数多く出演。その他の主な出演作品に、ドラマ「GTO」、「大豆田とわ子と三人の元夫」、「魔法のリノベ」、「おやじキャンプ飯」、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」など。 現在は”ラコンチャン”として舞台制作やプロデュース作品も手掛け、時には作・演出にも関わる。俳優向けのワークショップも主宰するエンターテインメント界のオールラウンダー。


STAFF

スタッフ
原案・脚本:上田誠(MAKOTO UEDA)

上田誠

1979年生まれ、京都府出身。ヨーロッパ企画代表で、全ての本公演の脚本・演出を担当。2017年に舞台「来てけつかるべき新世界」で第61回岸田國士戯曲賞受賞。近年の主な作品に【映画】『ドロステのはてで僕ら』(原案・脚本)『前田建設ファンタジー営業部』(脚本)【アニメ映画】『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(日本語吹き替え版脚本)『四畳半タイムマシンブルース』(原案・脚本)【ドラマ】「魔法のリノベ」(脚本/KTV)【舞台】「たぶんこれ銀河鉄道の夜」(脚本・演出・作曲)などがある。

監督・編集:山口淳太(JUNTA YAMAGUCHI)

山口淳太

1987年生まれ、大阪府出身。2005年にヨーロッパ企画に参加。映画やドラマ、CM、ドキュメンタリーなど、映像コンテンツの演出・撮影・編集まで全て行うオールインワンタイプのディレクターとして幅広く活躍。2020年に映画『ドロステのはてで僕ら』の監督を務め、同作は多数の海外映画祭で賞を受賞し、多くの国で配給もされた。また、クリープハイプ「イト」MVや、「あいつが上手で下手が僕で」、「恋に無駄口」など連続ドラマの監督も手がける。

くるり

くるり

1996年に立命館大学の音楽サークル「ロック・コミューン」内で結成。1998年10月にシングル「東京」でメジャーデビューを果たす。2007年より主催イベント「京都音楽博覧会」をスタート。『ジョゼと虎と魚たち』『奇跡』『ちひろさん』といった映画作品の音楽を担当するなど、その活動は多岐にわたる。2023年はEP 作品「愛の太陽 EP」をリリースし、その発売を記念したライブハウスツアーとホールツアーを開催する。

COMMENT

ヨーロッパ企画さんとご一緒できること、とても嬉しく思います。なんだか遠いようで近いような、同じ時代の京都で試行錯誤した仲間のような気がしていました。
貴船は近いようで遠い魅力的な土地だと思っています。京都に住んでいてもなかなか足を運ぶことは少ないですが、不思議な言い伝えに事欠かないミステリアスな場所であると同時に、自然豊かな良い場所ですね。
さて、この一風変わった作品、ヨーロッパ企画さん的にはど真ん中の、京都らしさ溢れるクリエイティブさと笑いに溢れています。個性的な俳優さんたちは勿論、映像の美しさには目を見張るものがあります。誰がこんなとこ気にすんねん、という極端なこだわりとアイデアの構築を感じているだけで、私はなんだかほっこりしてしまいます。
くるりの作品づくりへのこだわりは、少しヨーロッパ企画さんに似ているなぁ、とそんなことを考えながら、今度はふじやさんでひとっ風呂浴びて、ぬる燗ちびちびやりながら雑炊でも食べに行きたいと思います。未来永劫を祈って。

令和5年5月
くるり 岸田繁